勝手にトリビュート?

Murmur
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還暦ももうだいぶん前に通り越し、古希が日々近づく今日この頃。

しかしenu爺はこの歳になり、みやりかときX(KIBATSU)というアコースティック・デュオで老後を楽しく過ごさせて頂いている。

まさかこの歳でライブなどやるとは考えてもいなかった。
それも全てこの爺が曲を書き、それをこの爺一人でギターで伴奏するなど想像もしていなかった。

そして歌うみやりかに歌詞を全て覚えろ!とエラそうに言ったもんだからこの爺も譜面、コード譜を見ずにと自分を追い込んでしまっている始末。

そして今年、2025年になって新しいユニット「オマージュゴッコ」など企画し、また領域を増やし、益々自分を追い込んでいる始末。

そしてこの「オマージュゴッコ」とは?
それはオマージュゴッコで既にリリースしている作品、「勝手にトリビュート」シリーズから思いついた名前。

そして「勝手にトリビュート」は、名前の通り、一昨年前からライブ活動をして、巡り合った面白いアーティスト、バンドを勝手にトリビュートして曲を書いており、それをリリースする企画。

実はこの歳になってライブ活動していて巡り合うアーティスト、バンドが、爺にとっては全く想像もつかない曲を歌ってたり、音を出してたりしている。

自分で言うのもなんだが、この爺は王道で音楽をやって来たので、どこか領域を保ち、ジャンルもしっかり意識し、ルールの中でハメを外しすぎないようにやって来ている。

それが最近の若い方達(爺より)は、この爺には想像もつかない音楽をされていることに驚くばかり!

そして、そういうアーティスト、バンドを勝手にトリビュートして曲を書かせて頂いている。

この歳になれば、メッセージソングなど書くとクドくなるし、ラブソングも書けば泥沼にはまりそうなのでなかなか手は出せない。

だから世の中、どこにでも転がっているものを取り上げ、それを大袈裟に捉えて演出して曲作りを楽しんでいる。

そこで思いついたのがこの「勝手にトリビュート」。

自分には絶対に出来ないことをしているアーティスト、バンドを曲にして、応援しながら、まあ勝手に楽しんでいるんだな。

こういう曲が出来ることでライブでも新たな話題が生まれるし、勝手に楽しませて頂いている。

そこでだ!

第1弾としてリリースした「北の生活」。
これは金沢市を拠点に活動している、スリーピースのバンド、「Northern Life」を勝手にトリビュートした作品。
「Northern Life」から「北の生活」。

さて、ではこの「Northern Life」、歌とギターの、かつくんのエフェクターボードがスゴい!
畳1畳くらいはあるか?
一度拝見させて貰ったが、どうなっているのかサッパリわからん。
最近のエフェクター、ルーバーなども駆使してるから出てくる音がスゴい!
これこそ今の時代の先端を行くサウンド。
楽曲も、この爺の引き出しの中を探しても絶対に出てこないパーツで組み立てられているから面白い!
だから「北の生活」を書いたのだが、ベースのThat’s永嶋、ドラムの西村薫もライブ活動をするようになってから共演したりなど、お世話になっている礼も込めてこの「北の生活」を書いた。

そして第2弾となった「クリアファイルの中の君たち」!
これこそこの「勝手にトリビュート」を始めようと思ったきっかけになったシンガーソングライター、「サバカン」をズバリ描いた曲。

順番から行くとこの「クリアファイルの中の君たち」が最初に生まれた曲。

このシンガーソングライター、サバカンは歌詞の通りのことをしている。

勝手に友人?、知人?知り合った女性を彼女にして、その彼女の曲を書いて、その彼女の目の前で歌っている。
そして書いて欲しかったら一度一緒に食事をしろと!

これ、マジでもう数曲生まれていて、この爺も聴いた!

そしてそれがとてもいい曲ばかり!
クオリティも高い!
必ずその女性の名前を入れて、何やらその女性の特徴もしっかり捉えているそうだ。

これ、新種のストーカー?

こういうシンガーソングライターは初めて巡り会った!

だから歌にしてしまうしかないでしょ!

そして第3弾でリリースする「さいきん少女」。
北陸三県をメインに活動しているパンクバンド、「Germ Girl」を勝手にトリビュートして書いた曲!

ゾンビを思わせるような化粧をしてステージではドラム以外は活発に活動?する。

そのボーカルのあやちゃん、ステージが始まる前からお酒を飲んでどんどん変わっていき、ステージではとんでもないパフォーマンス!

それがスゴくてここまでやってくれたらあんたらの勝ち!
そして音もカッコイイ!
この爺は66年、パンクという音楽にも全く無縁だったから尚更びっくり。
しかし音が本当にカッコイイ。
パンクって実際どんなのか知らないけど、この「Germ Girl」は良く聴けば面白いことやってる。

ということで「さいきん少女」を書いた。

まあこんな感じで「勝手にトリビュート」しているが、先程も言ったように、身の回りにあるものをおもしろおかしく捉えて、それを作品にする。
その材料としてバンドやアーティストも取り上げているってことかな。

まあこの爺も今年67歳。
やることを探して選ぶより、なんでも噛み付いて作品にして遊ぶ。
そんな遊びが出来る歳ってことだろう。
遊ばせてやって!

enu-G

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